北半球に白河市にだけ存在する ビャッコイ 不動清水


9月30日 個展の撤収日、まだ行った事がなかった世界でも珍しい植物ビャッコイが自生する場所へご案内頂きました。
当日、小峰城の見学から個展の撤収時間まで、何をして過ごそうかと改めて白河市をネットで拝見していたところノーマークだった植物、ビャッコイが目にとまりました。
白河市は小峰城、南湖、松平定信、白河駅、松尾芭蕉、白河の関・・・と絵本の題材は豊富だったので植物について見逃していました。
ビャッコイとは白河市表郷金山の、清らかな湧き水の中に自生するとても珍しい水生植物です。
明治時代に中学生が植物を採取し、植物学者、牧野富太郎博士に調べてもらったところ新種であることが判明。
その際、採取された場所が会津の品と混ざってしまい、会津から採集されたものと勘違いされ白虎隊が有名であるため、「ビャッコイ」と新種として発表されました。間違いだけれど、覚えやすい名前です💡
でも牧野富太郎は間違いで付けたのではなく、中学生が送ってきたという事実に目を向けて少年の働きが同じ福島県の白虎隊を連想させたのでは?という気もします。
そういえば私がたびえほんの檜枝岐村ページの差し込みパーツを二つ、水芭蕉とニッコウキスゲを作った翌日、実家で父が学生時代に檜枝岐村を訪れた際に押したスタンプが同じ植物だった事を発見した偶然がありました。
父が登山や植物採集をしていたのは牧野富太郎に憧れての事ですので、たびえほんに関わる訪問の最後が牧野富太郎が名付けたビャッコイになったと事は落ち着いて考えると凄い偶然です✨
更に白虎隊は叔父の親戚の山川健次郎も所属してました。おまけに訪れた9月30日は私の誕生日です。
不思議な繋がりです。
今は私の息子が登山好きになってます。先月は山梨へ、今月は山形へ登山に出かけるそうです。DNAって不思議です😃

そして、ビャッコイの側に佇むこちらの祠ですが、調べてみたところビャッコイが見つかるずっと昔から存在している祠なのだそうです。
神聖な「不動様の湧き水(不動清水)」として祠が祀られ、地域の人々が何世代にもわたって環境を大切に守り続けてきたからこそ、ビャッコイは現代まで生き残ることができたのかもしれません。現在も白河市、ボランティアの方で草を刈ったり整備を続けているとの事✨
コンコンと湧き出る水の上に雲のように浮かぶビャッコイ。環境省のレッドリストで最も絶滅の危険性が高い絶滅危惧ⅠA類(CR)に指定されている極めて深刻な絶滅危惧種だそうです。
この場所はすり鉢状に一ヶ所が低くなっている土地ですし、昨今の大雨で流れてしまったりしないか心配💦
こちらは入り口にあったおそらく震災で倒壊した石碑です。
剣のような形の細長い石像が落ちていました。土台になっている石まで回転してずれています。震災の大きさを物語っていました。こんなに細長い石が立っていたら、どちらにしてもバランスを崩して倒れかねないので戻さなくても良いのかも?なんて言ってしまいましたが、大昔からあるこの剣は何かを守る役割をしていたとしたら、何かしらで立てた方が良いのかもですね😰
白河には何度もお伺いしているので愛着を感じ、そんな勝手な心配までし始めております。

