紙成鳴美
デザインの数学

2011年頃に大阪の株式会社オズ・ワークさんのご依頼で制作した、フラクタル図形を生かした製品の模型です。もう10年前にもなります。
金属加工の新しい製品造りにチャレンジするため、仕掛け絵本の構造で図形を連続させる方法を考えて欲しい旨のご連絡を頂き、参加させて頂きました。その際にアップした写真になります。

その後、展示会のパンフレット制作などもご依頼頂きまして、久しぶりにHPを拝見した所、その後もHPにも健在の製品でした。施工については改良を重ねていらっしゃる事と思いますが、継続して進めていらっしゃるのですね。
フラクタルについては、捉え方によって解説が色々で難しいのですが、細部を拡大しても複雑さを保っている形状の事になります。
山の形状、海岸線、稲妻など、フラクタルなものが数多く存在します。こちらのサイトが分かりやすいかもしれません。
そんな事を思い出したのは、昨日、11歳の少年、春山侑輝君の紹介を見たからです。3歳から生物が大好きで、英語も習得してノートは英語びっしり、生物のアートも描くという多才ぶり。
今はシアノバクテリアの力で二酸化炭素を削減するタイルの研究を東大の研究室を借りて制作しているとの事で、ほんと、びっくりしました。
先日、土手の堤防に桜を植えて花見客で足場固めした徳川吉宗の事を書きましたが、今後も自然界の法則を活用した商品が出てくるのでしょうね。楽しみですし、何か私も担える事があれば嬉しいです。