紙成鳴美
鳥居

今日は鳥居について。
鳥居の由来は、語源も起源も定かではないとの事ですが、古代の日本人が死者の霊が鳥の姿になると考えていた事から、鳥居はそうした鳥の姿を止めるための物という説もあるそうです。
鳥の居と書きますが、本物の鳥をとめるために作ったとも思えませんし、その起源が一番しっくりくるような気がします。鳥居の前で一礼する動作にも心が込められそうですよね。
先日、浄土真宗の宗祖、親鸞聖人についてアップした時に、お名前の鸞(らん)の文字は鷹でもないし一文字でどんな意味があるのかなと思って検索した所、中国の伝説の霊鳥の事と知りました。先日の鳳凰が留まるのは桐の木というお話などからも、空を飛べる鳥は特別な存在と感じられていた事が分かります。
仕掛け絵本と鳥の構造は動きや形的にも相性がいいので、鳥居と鳥と物語が作れたら日本の古来の文化を伝える絵本にもなりそうですし考えてみたいと思います。