東本願寺
- 紙成鳴美
- 7月6日
- 読了時間: 2分

東本願寺を以前にこちらにアップしていましたが、西本願寺に続いて昨年の新しい写真をアップします。
同じ親鸞聖人の宗祖を持つお寺なので、外観も内観も似ています😄
お寺は宗祖の教えは元より、建築や細かい装飾などを見るために人が集う面もありますよね。お坊さんの仕草や佇まい、法衣までも全てが意匠として調和しています。
精神的な願いや祈りと芸術は近い物がありますし、昔から非日常的な芸術表現の場としても機能していたのかなとも思います。

非日常的な場と言えば、昔から歌舞伎や落語の世界もありますが、歌舞伎座は芸術寄りですが、落語の劇場はあまり装飾は加えていません。そういえば何でかな?と思ったのですが、
落語は「語り芸」で身一つで語る芸能だからのようです。
笑いは、栄華や成功より、失敗や勘違い、人情物など人間の素そのものを表現する場なので、確かに華美に装飾がされた舞台は似合いません。
そこで仏教と落語の共通点ってあるのかな?とも考えてみたのですが
・仏教の「人間の煩悩と愚かさ」は、落語の登場人物で欲深さなどを描く点と共通している事。
・仏教の「諸行無常」は、落語では人生の儚さを描く演目。
・仏教の説法も、笑わせようとはしてませんが、落語の一人語りに似ていますね。
仏教は哲学的ですが、落語は物語として人々に分かりやすく哲学?的な事を伝えているのかもしれません。笑い=悟りとして、仏教と落語的視点を現代的に合わせたら面白い物になるかもですね💡
余談ですが、東本願寺は大河「べらぼう」のロケ地にもなってます😄