• 紙成鳴美

飛び出す絵本の製本の仕方



今日はポップアップ絵本の製本についてお伝えします。こちらの写真は仕掛け絵本を上から撮影したものです。


飛び出す絵本の製本は、通常の印刷物と違って背表紙とページの作りが違っています。


まずページについてですが、仕掛けパーツを貼り合わせる作業を見開きごとに行なって最後に合体させています。なので見開き同士の背中を貼りわせて写真のようにページになります。

上の写真を開けるとこのようになります。よく見ると背表紙側のページは根元まで貼り合わされていない事がお分かり頂けるかと思います。根元から1〜2センチは貼り合わせの空白を作りアコーディオンのように動きをつけることでページを広げた時の突っ張りを無くします。


次に表紙についてですが、背表紙と表裏表紙の間に芯紙を入れていない薄い部分があるのがお分かり頂けると思いますが、この部分を設ける事でページのアコーディオンのような動きを吸収して平らに広げる事ができます。

こちらはまた別の本の背表紙です。先ほどのページ根元部分を接着しない事により、開閉時に接着していない部分が折れやすくなる事もあり、より強度を出すために後ろからも補強の紙をV字に接着している場合もあります。


上の写真の絵本を広げた状態です。ブログの写真の範囲ではお伝えしきれていないとは思いますが、飛び出す絵本の製本の特殊性はお分かり頂けたかな?と思います。


飛び出す絵本が出来るまでは手間がかかっていますね。また別の製本の方法についてもお伝えできたらと思います。