
2019年の春に訪れた、父の田舎の近所にある茨城県の白雲山・小松寺です。
不思議歴史探偵、これ以上は出てこないと思いきや、また一つ気がついてしまいました😱
ふと京都の建仁寺の住所が小松町とあるのを見て、父と母が結婚する前の住所が二人とも「小松」がついていたという母の話を思い出しました。
建仁寺の小松とはちょっとした偶然かなと思ったのですが、念の為両親の実家、それぞれの住所の由来を探してみました。
またびっくり。父の住所の小松は建仁寺と同じ京都市東山区にある小松谷から来ていました。
写真の小松寺の由来ですが、平安時代の末期の武将、平清盛の長男、平重盛が京都東山の小松谷邸宅において死去したのち、紆余曲折の後、重盛をとむらうために京都の小松邸をなぞって小松房以典、小松寺と名づけ茨城県に開山したとの事。
徳川光圀も度々この地を訪れ、水戸藩主、徳川斉昭も墓参りに訪れ
「みやこより 引し小松の 墓なれば 千歳のすえものこるとぞ見る」
と重盛について詠んでいるそうです。
父の実家の小松という住所名は100mも離れていないので小松寺から来ているはずですが現在は消滅?しているようです。でもいつも父が実家に帰る事を「小松に行ってくる」と言っていたので確かに小松でした。

けっこうな奥地なのですが、そういった経緯もあるからなのか凄い灯籠です。因みにGoogleMapの本堂の写真は建て替える前の古い写真のようでした。田舎だとなかなか更新されないのですね。。