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  • 執筆者の写真紙成鳴美

白い桐の花

更新日:2022年5月15日



市原稲荷神社さんの昨日のインスタのご紹介です。御本殿前には珍しい白い桐の花が咲いているそうです。綺麗ですね。ちょっと気になって桐について検索してみました。


まず、白い桐がどのくらい珍しいかというのは、こちらの学芸員が見つける。シロバナノキリ の記事を読むと感じる事ができます。検索しても全国でどのぐらい分布しているという情報すらないぐらい、滅多に出現しない貴重な桐のようです。そんな貴重な木が御本殿前にあるなんて市原稲荷神社さん凄いですね。


桐の木については、古くから聖天子の出現を待ってこの世に現れる鳳凰が宿る木と言われて神聖な木として扱われてきたそうです。


材質としても最も軽く、湿気を通さず、割れや狂いが少ないという特徴があるので日本の建具、箪笥や楽器の材料とされてきたとの事。


また江戸時代後期の安政の大地震のあとでは、キリの燃えにくさや、洪水に遭っても浮いて流れ中身を守ってくれる特性が確かめられたので、桐だんすがよく売れたといわれているそうです。


政府で使用する紋章も桐の花なんですね。


 (画像をクリックすると首相官邸のHPの解説に飛びます。)


HPには桐花紋は、植物のゴマノハグサ科に属する白桐を紋様化したものといわれています。


となっているのですが、この「白桐」で検索してもはっきり出てこないので、市原稲荷神社さんに咲いているような白い桐を指しているのかが不明です。


この紋章は豊臣秀吉も使用していたそうで、歴史についてはこちらのブログが分かりやすかったです。


竹に続き、桐って凄い!と分かった日でした。


私の父が歩く植物図鑑でして、家の貯水槽に光藻が現れた事を発見して、(光藻は5月から10月にかけて金粉をまき散らしたように藻が水面で輝く珍しい藻です。)大学の研究員の方が観察と生徒さんの勉強に何度も訪れていた事がありました。


この白い桐も画像を送ったら喜びそうなのでお知らせしてみようと思います!


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