紙成鳴美
アートマン

竹のご縁なのか、制作物で竹のクラフトが入るのでネットの竹の画像を見ながら線を描いておりました。でも画像だけの参考だと線が単純になって美しさも伝わらず。
なので実物が一番という事で、今日は近くの農園を訪ねて笹をわけてもらいました。
住宅街の中で地道に色々な作物や育てた無農薬の加工品なども販売されていて貴重な場所です。一緒に無農薬のハーブ、にんにく、唐辛子が入ったオリーブオイルと、夏蜜柑のマーマレード、きなこも購入しました。
竹林に入っただけで、1日が特別な清々しい感じがします。

こちら洗って干している最中です🌿💦
昨日の本の続きですが、アートマン、というブッダが生まれる100年以上前のインドの哲学者の定義が面白かったです。ワークマンではなくアートマンです。
「アートマンとは心の中にあり、宇宙、万物、個体、心を内側から照らすものである。見られることなく、見る者であり、聞かれることなく聞くものであり、知られる事なく知る者である。アートマンはすべてを見ている、すべてを聞いている、すべてを知っているが、何者もアートマンを見たり聞いたりする事はできない」
我々すべての中に宇宙全体が宿っている、という哲学の域を超えたようなナゾナゾのような不思議な定義。日本人の感覚に近いようです。
それに対して、ユダヤ、キリスト教の考えは神は宇宙の外にいるという考えなので、ヨーロッパにも同じような天地万物に神が宿るという汎神論を提唱したジョルダーノ・ブルーノは1600年にローマの宗教裁判で異端として火炙りになったとの事。
人間、何かを正しいと信じると、それも集団になってくると怖いですね。Twitterでも毎日どこかで意見の相違でキリがない展開が繰り返されてますが、今も昔も変わってはいないのかもです。
アートマンってアートの語源かもと思って検索してみましたが、アートはラテン語のアルスとの事で違いました。こちらの方がアートのイメージに近い気もします。