紙成鳴美

2021年9月10日2 分

お祭りでんでん館(八代市民俗伝統芸能伝承館)仕掛け絵本展示のお知らせ

最終更新: 2021年10月5日

熊本県 八代市に新しい施設「お祭りでんでん館」正式名称「八代市民俗伝統芸能伝承館」がオープンとなりました。

八代市の民俗文化財の魅力を紹介する展示と後継者育成の場としての役割を担っている会館です。

お祭りでんでん館(八代市民俗伝統芸能伝承館)

事業主:八代市

展示施工:株式会社丹青社

仕掛け絵本を25シーン、こちらの民俗文化財の魅力を伝える展示棟にて展示中です。

イラストはこばやしひろしさん

仕掛けの設計・制作を私、紙成鳴美が担当させて頂きました。

展示絵本の一部を動画にてご紹介させて頂きます。

2019年から試作を始め、2020年〜2021年にかけて多くの関係者との皆様と試行錯誤を経て展示の運びとなりました。

ユネスコ無形文化遺産である八代妙見祭をはじめとする、伝統と未来へのバトンを繋ぐ大事な伝承館の一部を担わせて頂き感謝いたします。

建物はゆるやかな曲線を描く屋根と木の柱が空に映えています。こちらは妙見祭の亀蛇の甲羅、笠鉾の屋根をイメージされているとの事。一目で象徴的な建物と分かりますね。

絵本が見やすいように、建物も細部に渡って設計されています。多くの飛び出す絵本が常設展示されている事は非常に珍しい事です。

7月末にオープンの後、8月には訪問させて頂き、写真を沢山撮ってご紹介させて頂きたいと思っておりましたが、緊急事態宣言も続き9月も難しそうですので残念でしたが、素敵なお写真をお借りする事が出来ましたので掲載、ご報告する事ができました。有難うございます。

こちらは妙見祭の鉾の展示です。

八代妙見祭の神幸行事は、毎年11月22日(お下り)と11月23日(お上り)に開催されます。妙見祭についてはこちらのページにも動画や音声で詳しく掲載されています。

八代市のホームページでもぜひご覧ください。